日本語環境
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UNIXの日本語環境設定は面倒です. Emacsなどのようにある程度, インストールした際に設定をしてくれるものはあまり無いです. 多くのアプリケーションはやっぱり自分で設定する必要があります. ここでは, kinput2を利用して, Webブラウザなどのアプリケーションで日本語環境の構築方法を紹介します.
最低限インストールするもの
日本語サーバ, kinput2ともにFreeBSDならports, Redhat等のLinuxならrpmのパッケージで十分でしょう.
基本の設定
kinput2を利用するためには環境変数に次の設定をする必要があります.
.xinitrcに上記の項目を設定することで日本語を入力することができるようになります. 下に.xinitrcの例を挙げます.
setenv XMODIFIERS "@im=kinpu2" # XMODIFIRESを設定 setenv LANG ja_JP.eucJP # LANGを設定 kinput2 -canna & # kinput2を起動 fvwm2 & # window maneger(fvwm2)を起動 kterm # ktermを起動
kinput2は標準では
特定のプログラムだけkinput2を使いたい場合
基本的な設定でとりあえず日本語を入力することができたと思います. ただし, 標準の設定のままだと, Emacs等のkinput2を使いたくないものでも動作してしまいます. また, いくつかのアプリケーションがうまく動作しなくなることもあります. kinput2を利用したいアプリケーションにのみ設定を適用することで, このような煩わしさから免れることができます.
.xinitrcでは, XMODIFIERSやLANGは設計しません. .xinitrcの設定はこんな感じです.
kinput2 -canna & # kinput2を起動 fvwm2 & # window maneger(fvwm2)を起動 kterm # ktermを起動
続いて, アプリケーションごとの設定を行います. 例えば, Mozilla, Tgifでのみkinput2を利用したい場合は, .cshrcに
alias mozilla env LANG="ja_JP.EUC" XMODIFIERS="@im=kinput2" mozilla alias tgif env LANG="ja_JP.EUC" XMODIFIERS="@im=kinput2" tgif
とでも記述しておけばよいでしょう.
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