野沢菜

FVWM2

About

FVWM2はUNIXで広く使われているWindow Manegerです. 最近では, blackboxやSeafishなどのWindow Manegerなどの綺麗なWindow Manegerが良く使われていますが, FVWM2はこれらに比べ設定が簡単にできます. 設定は自分のホームディレクトリに.fvwm2rcというファイルを作成して行います. デフォルトの設定ファイルはsystem.fvwm2rcです. かなり特殊な設定ですが参考程度に私の.fvwm2rcも置いておきます.

仮想デスクトップ

仮想デスクトップとは, 文字通り複数のデスクトップを切替えて使うことができる機能のことです. 複数のアプリケーションを使用する場合に効果的です. 関係する設定項目は次のようになります.

DeskTopSize XxY
デスクトップを縦, 横にいくつに分割するかを指定します.
DeskTopSize 4x3
と設定すると横4縦3に分割することができます.
EdgeScroll 横方向 縦方向
画面をスクロールする際の移動量を百分率で指定します.
EdgeScroll 50 50
と設定した場合は縦横それぞれ50%づつ移動するします.
EdgeResistance 時間 移動量
画面が切り替わるまでの, マウスカーソルが画面端にいた時間(ミリ秒)と, 外側にどれだけ移動したかを指定します.

スタイル

各アプリケーション毎にスタイルを指定することができます. 書式は

Style "コマンド名" "オプション", ...

のようになっています. 指定できるオプションは次のようなものがあります.

Handles / NoHandles
ハンドルを指定する/指定しない
Title / NoTitle
タイトルを指定する/指定しない
BorderWidth [数値]
枠の幅を指定
HandleWidth [数値]
ハンドルの幅を指定
Color
非アクティブの場合の文字色 / 枠色
Sticky
デスクトップのどの画面でも表示
StaysOnTop
常に前面に表示
MouseFocus
ウィンドウの上にマウスポインタがあるとアクティブ化
ClickToFocus
クリックするとアクティブ化
SloppyFocus
マウスがルート部に移動してもアクティブ化を保持
ActivePlacement
開く位置をマウスで決定
RandomPlacement
開く位置をランダムに決定
SmartPlacement
開く位置を空いている場所に決定
WindowListSkip
ウィンドウリストに表示しない

ショートカットキー

ショートカットキーの設定では, ウィンドウサイズの変更や各種アプリケーションの起動などを行うことができます. 書式はこのようになります.

Key "キー" "マウスポインタの場所" "同時に押すキー" "コマンド"

マウスポインタの場所

同時に押すキー

コマンド